来春のセンバツは記念大会のため、関東・東京の一般選考枠は例年より1校多い7となる。関東が5枠、東京が1枠、残り1枠が両地区の対象校の比較で決まる。

関東大会優勝の山梨学院、準優勝の専大松戸(千葉)、東京大会優勝の東海大菅生は当確。関東大会4強の慶応(神奈川)、高崎健康福祉大高崎(群馬)も順当に入るだろう。

関東の最後の枠は、8強の作新学院(栃木)が最有力とみる。準々決勝は専大松戸に3-4で敗れたが、中盤まではリードした。

残り1枠が混沌(こんとん)とし、難しい選択になる。関東では、8強の横浜(神奈川)が1番手。準々決勝で高崎健康福祉大高崎に2-5で敗れたが、今夏から背番号1のエース杉山遥希の好投もあった。2番手に、東京大会準優勝の二松学舎大付。決勝で点差は開いたが、9回に粘りも見せた。

他には、東京大会準決勝で東海大菅生に2-3と1点差で敗れた日大三が浮上する可能性もある。地域性も考慮されるため、関東4強に残らなかった埼玉の学校を推す声も上がるか。来年1月27日の選考委員会で決まる。【保坂恭子】