23日に予定された明治神宮大会の決勝は高校、大学とも雨天中止となり、24日に順延された。

高校の部は史上初の2年連続同じカード。史上初の連覇を狙う大阪桐蔭(近畿)は23日、千葉県内で約3時間の練習を行った。

世代NO・1左腕の前田悠伍投手(2年)は準決勝の仙台育英(東北)戦で161球完投。疲労回復の面では恵みの雨になった。「昨日(22日)も目立った疲れはなくて、万全に近い状態。1日空いたことによって、休める期間が1日取れたので、自分にとってはプラスです」と元気だった。

昨年の決勝も広陵相手に最後2回を投げている。広陵(中国・広島)のスラッガー真鍋慧(けいた)内野手(2年)への意識は隠さなかった。「注目されている選手もいるので負けたくない。(真鍋は)体が大きくパワーもあるが器用さもあって、コンパクトに振ってくるところもある。すごくいい打者。もう1度映像で確認します。できる限りの準備をしたい」と注目対決へ気持ちを高めた。

エースでありながら主将も務める大黒柱は「優勝を目指せるところまできたので、1人1人の意識はいつも以上に上がっている。優勝したい気持ちを今日の練習を見ていて感じました」と充実の表情だった。