来春センバツ出場が濃厚の東海大菅生(東京)で、恒例となっている強化合宿が21日、都内のグラウンドで始まった。

テーマは「体力と筋力のアップ」。神宮大会の初戦では広陵(広島)に敗れ、パワーの違いを痛感した。

合宿中は、普段よりも白米の量を増やし昼は1キロ。間食にはお団子を1人3本と食事もトレーニングの一環だ。渡部奏楽(そら)主将(2年)は、昼にノルマよりもさらに多い1・2キロのカレーライスを食べきった。「センバツに出場できる可能性があるので、みんな目標があってモチベーション高く臨んでいます。小粒な選手が多いと言われるので、パワーアップしたい。チームの底上げをしたい」と話した。

チームからの要請を受けて、今秋から臨時コーチとなった元ヤクルト宮本慎也氏(52=日刊スポーツ評論家)は、守備や打撃を丁寧に指導。フリー打撃では、ゲージの後ろから選手1人1人の声をかけ、ノックでは自らお手本を見せていた。パワーと技術の相乗効果で、頂点を目指す。