横浜(神奈川)の最速140キロ左腕・のエース・杉山遙希投手(2年)が練習納め前日の27日、取材に応じた。

「今年は夏、甲子園に出場できましたが、2回戦敗退。秋も県大会は優勝も、関東大会は2回戦敗退。来年は勝たないといけない」と決意を口にした。

苦しい練習からも逃げない。この日の練習の最後は、杉山が苦手な走り込み。いつも後ろが定位置だが、この日は途中まで先頭を引っ張った。「秋の大会が終わってから、課題を1つずつ、つぶしてきたんです」。走り込みとトレーニングで下半身を強化してきた。「軸がしっかりしてきた感触があります。ボールのリリースの仕方も、良くなってきたんです。ピッチングがすごく変わった。春が楽しみです」と、早くも手応えを感じている。

練習終了後には、OBからの差し入れの、みたらし団子、いちご大福、あんドーナツをほおばり、チームには笑顔があふれた。「来年はもっともっと頑張って。センバツにいけたら、まだ2回戦までしか行ったことがないので、優勝を目指して頑張りたいと思います」。OBからの応援を糧に、来年、さらなる成長を誓った。