第95回選抜高校野球の出場を選ぶ選考委員会が27日、大阪市内で行われ、出場36校が決まった。3月10日に組み合わせ抽選が行われ、同18日、甲子園球場で開幕する。

<代表校アラカルト>

◆初出場 大会初出場は5校。夏の大会を含め甲子園初出場は彦根総合、石橋、城東の3校。

◆出場回数 最多は歴代1位の龍谷大平安で42度目。31度目の東邦は県岐阜商の30度を抜いて単独3位となり、2位の中京大中京(32度)にあと1。

◆ブランク出場 北陸は平成元年の89年以来34年ぶり。

◆夏春連続 昨夏代表校は仙台育英、能代松陽、山梨学院、二松学舎大付、敦賀気比、大阪桐蔭、智弁和歌山、社、高松商、海星の10校。

◆私立優勢 公立は21世紀枠の3校を含め8校。私立28校。

◆春4年連続 大阪桐蔭はコロナ禍で中止となった20年(出場回数にカウント)から4年連続出場。春の4年以上連続は同じ大阪桐蔭の15~18年以来。

◆長崎初アベック 宮城、栃木、東京、福井、大阪、兵庫、香川、長崎から2校が出場。長崎から2校は史上初。香川から一般選考で2校は91年の坂出商、尽誠学園以来。

◆V経験校 春夏のいずれかで甲子園V経験があるのは近畿の5校など15校。13年の13校を上回り、春では最多になる。

◆2度目の春連覇へ 大阪桐蔭は昨年優勝。過去の春連覇は3度(29、30年第一神港商、81、82年PL学園、17、18年大阪桐蔭)。2度目なら史上初。

◆夏春連覇なら 昨夏優勝の仙台育英が出場。夏春連覇は30、31年広島商、37、38年中京商、60、61年法政二、82、83年池田の4校が達成している。東北6県の春優勝はまだない。

◆21世紀枠 城東が選ばれ、徳島県からの21世紀枠選出は10年川島、11年城南、19年富岡西に次いで4校目。同枠の都道府県別で4校は北海道、福島県、島根県に並ぶ最多。富山県からの選出は初めて。

 

※出場回数 コロナ禍で中止となった20年の第92回大会に出場予定だった32校は出場回数にカウントされている。