広陵(広島)が二松学舎大付(東京)を5-0で破り、2年連続の初戦突破を果たした。これで春の甲子園40勝目。

1回に1点を先制すると5回、強力打線が本領を発揮した。1死三塁からプロ注目のスラッガー、3番真鍋慧内野手(3年)の左前適時打でまず1点。4番小林隼翔内野手(3年)、5番只石貫太捕手(2年)の連続適時二塁打で2点を加え4-0とした。

真鍋は第1打席が四球。第2打席が左安打、第3打席で左前適時打、第4打席では低めのスプリットを拾う技ありの右二塁打。第5打席は一飛に倒れたが4打数3安打1打点で勝利に貢献した。

先発の2年生エース高尾響投手は最速146キロをマーク。2回以降、毎回走者を許したものの要所を締め8回を5安打無失点。9回は左腕・倉重聡(3年)が締め完封した。

二松学舎大付は完封負け。準優勝した1982年以来、41年ぶりのセンバツ勝利はならなかった。