昨夏準優勝の日体大荏原が、4回戦で姿を消した。3時間17分に及ぶ死闘の末、延長12回でサヨナラ負け。エースの石井祥太投手(3年)が1人で169球を投げ抜き、11回2/3を被安打9の11奪三振、4失点(自責2)だった。本橋慶彦監督は「苦しかった。投手を中心に、守りからと言っていた。石井は3年間の練習を積んで、頑張ってくれた。勝たせてあげられなくて、申し訳ない」と話した。

石井は、涙が止まらなかった。サヨナラの瞬間は「頭が真っ白で、何も考えられませんでした…」。最後まで直球のキレは落ちず、疲れは見えなかった。「アドレナリンが出ていて、疲れは感じませんでした」と振り返った。

今後も、野球は続ける予定。「こういう試合でもしっかり投げきれる、リズムを持ってこられる投手になりたいです」と話した。

 

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