1916年(大5)以来107年ぶりの優勝を果たした慶応ナインが24日、宿泊先の大阪府内の宿舎を出発した。

23日の決勝では夏2連覇を狙った仙台育英(宮城)を8-2で破った。

優勝から一夜明け、大村昊澄主将(3年)は「いろんな人から連絡がきたりとかして、ほんとに日本一になったんだなって感じています。昨日の夜は、興奮して体が熱くて、あんまり寝られなかったです」と話した。

「エンジョイ・ベースボール」を掲げ、最後まで貫いた。「試合の映像を見返したら本当に楽しそうに野球やれてた。自分たちが優勝することに価値があるって思っていた。新しい高校野球を作る、新しい風を吹かすきっかけにはなれたんじゃないかなと思います」とうなずいた。

約3週間、戦い抜いた。今やりたいことを問われると、「ディズニーランドに行って、美女と野獣に乗りたいです」と笑顔を見せた。