2年ぶりのセンバツ制覇を目指す大阪桐蔭が、関西学院(兵庫)を相手に21安打19得点と大勝した。

低く強いライナー性の当たりのヒットが目立った。今春から完全移行となる新基準の低反発バットの影響を感じさせない猛攻で、春夏通じて甲子園13度の出場と2度の日本一を誇る名門校を圧倒した。

プロ注目の境亮陽外野手(2年)はランニング本塁打を含む2安打2打点、徳丸快晴外野手(2年)は右越えの1発を含む3安打2打点と大暴れ。ラマル・ギービン・ラタナヤケ内野手(2年)はヒットこそ出なかったものの、3四球と存在感を発揮した。

大阪桐蔭・西谷浩一監督(54)は低反発バットについて「まだ明確な答えは出てませんけど、バットが変わったことはどこも同じ条件なので。いろんなことを今模索中、勉強中でやっているところです」と話し、対策については「秘密です」と笑い、けむに巻いた。