第96回選抜高校野球大会(甲子園)で石川県勢初の4強入りを果たした星稜が休養日の29日、兵庫・西宮市内のグラウンドで練習を実施した。ジョギングや素振り、小さめのバドミントンの羽打ちなどを行い、約30分の軽めの調整で練習を切り上げた。山下智将監督(42)は「とにかく疲労除去というか、明日に備えてということが第一で」と説明した。

30日の準決勝で対戦する高崎健康福祉大高崎(群馬)とは、毎年夏の大会前の6月ごろに練習試合を行う旧知のチーム。山下監督は「投手に打者に走塁、全てにおいて全国トップクラスのチーム。特に今年は戦力が非常に整っている」と警戒し、「なかなか厳しい試合になるかもしれないですけど、うちらしく1点を大事にとりにいって、最後1点でも多く取って勝ちたい」と力を込めた。