先輩侍はすごかった。最速157キロを誇る横浜(神奈川)エース織田翔希投手(3年)が、日の丸デビュー戦で厳しさを味わった。大学日本代表との壮行試合に先発し、2回67球を投げ9安打6失点と打ち込まれた。雨が降りしきる悪コンディションの中で持ち味の直球は156キロを計測したが、なかなか空振りが奪えずレベルの差を見せつけられた。

◇    ◇    ◇

夏の甲子園を沸かせた直球が、初回からうなりを上げた。「本当に投げられることがすごく幸せ。どこまで通用するかっていうのはすごく楽しみなので、全力でぶつかりたい」と意気込んだ織田は、初回からアクセル全開で向かっていった。岡田啓吾内野手(4年=明大)と赤堀颯(4年=国学院大)の1、2番を150キロを超える直球で押し込み4球で凡退に打ち取った。大学日本代表の好打者たちにも直球は通用するかに見えたが、中軸との対戦で課題が浮き彫りになった。

初回2死から3番榊原七斗外野手(4年=明大)との対戦では初球から2球連続で154キロの直球を放り、1-2から4球目はこの日の最速156キロを投げ込むもファウルでかわされた。勝負球でなかなか空振りを取らせてもらえず10球粘られ、最後は151キロの直球をセンター前にはじき返された。続く4番の渡部海捕手(4年=青学大)には外角低めの直球を打たれ中堅越えの先制適時三塁打を許した。今秋のドラフト上位候補に目される2人の対応が上回った。

2回には打者10人の猛攻を浴び、小林隼翔内野手(3年=立大)の左越え2ランなどで一挙5失点と打ち込まれマウンドを降りた。高校レベルではここまで織田が打たれることは、めったにない。18・44メートル離れたところで繰り広げられた真剣勝負が、織田に新たな課題を突きつけた。それでも強敵との対決を楽しむかのように、最後までマウンド上の表情は笑みがあった。心の強さも“超高校級”に見えた。【平山連】

◆U18アジア選手権 BFA(アジア野球連盟)が主催し、8チームが参加。16~18歳のアジア王者を争う。大会は今回で14回目。日本は3大会ぶり6度目の優勝を狙う。試合は7回制で木製バットを使用。1次ラウンド(R)は4チームずつ2組に分かれ、各組上位2チームがスーパーRに進出。スーパーRの上位2チームで決勝を争う。

【U18】横浜・織田翔希、156キロも2回6失点 高校日本代表vs大学日本代表/速報中