<高校野球:練習試合>◇3日◇栃木・佐野日大グラウンド

 西東京の優勝候補・日大三が、強豪とのダブルヘッダーをともに逆転で制し、2年ぶりの全国選手権出場へ臨戦態勢を整えた。佐野日大には1点を追う9回、畔上翔外野手(3年)の中越え適時三塁打で同点。さらに菅沼賢一内野手(3年)のタイムリーで6-5とサヨナラ勝ちした。それでも、2回に1死満塁から無得点に終わった場面もあり、小倉全由(まさよし)監督(54)は「欲を言えば、もっと点を取りたかった」と満足はしていなかった。

 続く常総学院との2戦目も、打撃戦を制して10-6で勝った。5-6で迎えた8回、横尾俊建内野手(3年)の3点適時三塁打などで一挙に5得点。エース吉永健太朗(3年)は、6失点ながら完投した。これで、10日の開幕前に予定されている練習試合は終了。横尾は「(大会本番への)イメージはもう固めてある」と、本番が待ち遠しそうだった。