<高校野球西東京大会:日大三15-6日野>◇24日◇4回戦

 今春センバツ4強の日大三が、打撃戦を制して8強に駒を進めた。3回に鈴木貴弘捕手(3年)の左越えソロで先制。4回には菅沼賢一内野手(3年)が3ランを放つなど、一発攻勢で4回までに7点のリードを奪った。1点差まで詰め寄られた8回にも、自慢の猛打が爆発。打者12人で4連打を含む8安打、8得点と底力を見せた。

 一方で、投手陣は誤算続きだった。エース吉永健太朗(3年)に次ぐ先発の柱、関悠平(3年)がマウンドを任されたが、球が上ずる不調を露呈。4回途中で降板した。3番手で登板した吉永も、制球難で2点を失った。小倉全由監督(54)は「吉永はできれば使わないつもりだった。向こう(日野)の打線には勢いがあった」と振り返った。