<全国高校野球選手権:横浜6-5高崎健康福祉大高崎>◇12日◇2回戦

 高崎健康福祉大高崎は5点差を追い付いた6回から3番手で救援した片貝亜斗夢が、粘り強い投球で援護を待ったが、延長10回に力尽きた。左腕は「自分たち投手が助けられたらなと思ったけど、申し訳ない」と敗戦の責任を背負い込んだ。

 変則的なフォームから「自分でも驚くような力が出た」と切れのいい変化球を投げ込み、打たせて取る持ち味を発揮。最後はシュートが思うように変化せず、三遊間を抜くサヨナラ打を許したが「ヒットだけど、ゴロで終われた。自分の力は出せた」とさわやかだった。