<高校野球岡山大会:玉野光南5-4関西>◇26日◇決勝◇倉敷マスカットスタジアム

 玉野光南が今春の選抜大会に出場した関西に逆転勝ちし、11年ぶり3度目の甲子園への切符を手にした。関西に3点のリードを許して迎えた5回、相手の守備の乱れにも乗じて2点を返し、なお2死一、三塁。「最低でも逆転」と言い聞かせて打席に立った4番・佐藤友哉内野手(3年)が、関西の好投手、児山祐斗(3年)から2点適時二塁打。主軸打者の逆転打が試合の空気を一気に変えた。

 エースの星慧(3年)は3回以降、再三走者を出しながらも粘りの投球で抑え、逃げ切った。

 ◆玉野光南

 1984年(昭59)創立の県立校。生徒数825人(女子318人)。野球部も84年に創部。部員数は67人。甲子園出場は春2度、夏3度目。主なOBは元ヤクルトで龍谷大監督の山本樹、元日本ハム山原和敏ら。所在地は玉野市東7区244。佐藤正敏校長。◆Vへの足跡◆2回戦10-1岡山商大付3回戦1-0美作準々決勝10-0共生準決勝4-3興譲館決勝5-4関西