<センバツ高校野球>◇31日◇準々決勝2試合

 ともに初出場の花巻東(岩手)と利府が(宮城)が勝って準決勝に進出した。東北勢2校のベスト4入りは大会史上初。4強が出そろい、4月1日の準決勝は報徳学園(兵庫)-清峰(長崎)、花巻東-利府となった。

 花巻東は7回に猿川の2点本塁打などで逆転。6回から救援したプロ注目の左腕菊池が南陽工(山口)の反撃を振り切り、5-3で勝った。岩手県勢の4強入りは1984年の大船渡以来で25年ぶり。

 春夏通じて甲子園初出場で21世紀枠の利府は、5回に打者一巡の攻撃で5点を奪って逆転し、19度目出場の早実(東京)を5-4で破った。21世紀枠校の準決勝進出は、制度が設けられた2001年の宜野座(沖縄)以来8年ぶり。