<高校野球香川大会:香川西3-1高松商>◇24日◇決勝

 香川西が夏出場19回を誇る創部100周年の古豪高松商に3-1で競り勝ち、2年ぶり3回目の出場を決めた。先発高橋直也(2年)が6回1失点の好投。その後は2番手の芳山直也(2年)にマウンドを譲り、捕手として好リードした。

 芳山も3回を無安打無失点に抑える力投。2年生の“ダブル直也”が高松商打線を4安打に抑え、甲子園切符を手にした。強豪との大一番を制した岩上昌由監督(31)は「力のないチームが大会を通じて成長してくれた」と目を細めた。

 打線はゆったりした独特のフォームから奪三振を重ねる高松商のエース右腕辰亥央将(たつい・ひろまさ=3年)を中盤から攻略した。5回には7番の谷尚憲一塁手(2年)が同点アーチ。8回には3安打を集中して2点を勝ち越すなど、少ないチャンスを確実にものにして逆転に成功した。