<高校野球東東京大会>◇29日◇決勝

 雪谷が帝京に1-24で敗れた。23点差の屈辱的な大敗。それでも相原健志監督(42)「ウチは坂本で勝ってきたチーム。彼がこけたらこうなります」とさばさばした表情で試合を振り返った。エースで4番の坂本貴幸(3年)は準決勝までの5試合47イニングを1人で投げ抜いてきた。疲労がたまっているのは明らかで、決勝は初回から投球が上ずった。坂本は「ボールの抑えが利かず、浮いてしまった。スライダーも高めに抜けた。帝京打線はそれを見逃さず、打ってきた。相手が二枚も三枚も上でした」と脱帽していた。