<高校野球西東京大会>◇14日◇3回戦

 多摩大聖ケ丘が4-11の7回コールドで拓大一に敗れた。先発投手にはエースの右腕中野宏規(1年)ではなく、左腕北山貴吾記(2年)を起用した。相手の裏をかいたつもりだったが、1、2回でいきなり4点ずつ奪われた。試合後、ロッカールームで選手、監督がみな涙を流しながらミーティングを行った。杉田修一監督(61)は「北山は初めての公式戦登板で浮足立ってしまった。4点勝負のつもりだったけど、いいタイミングで守備のタイムを取ってあげられなかった。敗因は監督の采配ミス。3年生はボールの捕り方もわからずに入部した子たちがたくさんいたけど、ここまでよく頑張った」と選手をたたえていた。