<高校野球長崎大会>◇19日◇長崎県営球場◇3回戦

 夏の甲子園15回出場の名門海星が、まさかの大苦戦の末に逆転サヨナラ勝ちした。伏兵の県立校、川棚の先発黒崎晃一郎投手(3年)の80キロ台超スローカーブに各打者が手こずった。8回に逆転されて3-4で迎えた9回裏。四球を足がかりに、大山仁也主将(3年)が同点二塁打を放ち、さらに相手のミスをついてサヨナラの生還を果たした。加藤慶二監督(36)は「攻めてはいるが、何とかなるだろうという気持ちがあったのかもしれない。私自身がそうで、それが伝わったかと反省しています」と大苦戦を振り返った。