<高校野球和歌山大会>◇20日◇2回戦

 21世紀枠でセンバツをわかせた古豪向陽が田辺工を11-3の7回コールドで破り、初戦を突破した。4番に座った主将・西岡俊揮二塁手(3年)が先制3ランを含む5打点を放てば、エース藤田達也(3年)は2番手で5回以降3イニングを完全救援。その一方で主砲西山克哉(3年)が体調不良でスタメン落ち、3番山本隼司(3年)はクロスプレーで脳振とうを起こし途中退場とハプニング続出の展開。石谷俊文監督(57)は「2人はちょっと様子を見ないと分かりませんねえ」と不安げに話していた。