レンジャーズのダルビッシュ有投手(30)のドジャース移籍が、電撃的に決まった。

 米国東部時間7月31日午後4時(日本時間8月1日午前5時)のトレード期限直前に交渉が成立した。米国の地元メディアが、相次いでツイッターなどで伝えた。

 レ軍には、マイナーの若手3選手が移籍する。

 今季が6年契約の最終年で、オフにはFA(フリーエージェント)となるダルビッシュは、レ軍が地区優勝争いから大きく離されたこともあり、シーズン中盤からトレード移籍の可能性が取り沙汰されていた。

 ダルビッシュに対しては、プレーオフ進出が有力なドジャース、ヤンキース、インディアンスなどが獲得に興味を示し、レ軍と交渉を続けていた。

 今季のダルビッシュは、ここまで22試合に先発し、6勝9敗、防御率4・07。勝ち星こそ恵まれないものの、開幕からローテーションを守ってきた。

 正式発表後、会見に臨んだダルビッシュは「心の準備はしていました。2012年から6年目で、チームメートにもファンの方にも本当にお世話になったので、本当に感謝しています」と、率直な心境を明かした。また、地区首位を独走するド軍について「(今季)1番勝っているチームから欲しいと言われて、すごく光栄なことだと思います」と、新天地への思いも口にした。