エンゼルス大谷翔平投手(23)が、インディアンス戦に「8番指名打者(DH)」で出場し、本拠地初打席でメジャー1号を放った。

 逆転した直後の1回2死二、三塁から右中間スタンドへ3ランをたたき込んだ。1日(同2日)に投手としてメジャー初勝利を挙げ、その2日以内に本塁打を放ったのは、1921年のベーブ・ルース以来という、米国ファンも驚かせる快挙を、愛らしい笑顔の残る青年が、やってのけた。

 大谷の記念球をゲットしたのは、アナハイムの球場周辺に住むマシュー・グティエレス君(9)。メジャーを夢見る野球少年は「今までの人生で最高の瞬間。今日、僕は大谷がホームランを打つと思っていたんだ」と幸せそうに語った。試合後には大谷と対面。ボールは返却したが、替わりにサインボールとバットが渡され「エンゼルスの選手になりたい」と目を輝かせていた。