レッドソックスが驚異的な逆転勝ちで対戦成績を3勝1、2013年以来、5年ぶり9回目の世界一に王手をかけた。

最大4点のビハインドを終盤に追い付き、4-4で迎えた9回表、一挙5点を奪い、試合を決めた。

前日、ワールドシリーズ史上最長となる延長18回、7時間20分の死闘を演じ、9投手をつぎ込んだレッドソックスは、昨夜、1/3回を投げた左腕ロドリゲスが先発。今ポストシーズンでは救援に配置転換されているものの、本来は先発で今季は13勝5敗、防御率3・82と安定した成績を残した。

そのロドリゲスが、5回まで1安打無失点と好投。ところが、6回裏1死満塁のピンチから、捕手の悪送球で1点を先制された。さらに、6番プイグに痛恨の3ランを喫した。

打線は6回まで1安打無失点と沈黙していたが、7回表、代打モアランドが右翼へ3ラン。1点差と迫った。さらに、8回表にはピアースのソロ本塁打で同点に追い付いた。

試合後のコーラ監督は、先発ロドリゲスについて「立ち上がりから球威も制球も良かった。勝つチャンスを与えてくれた」とねぎらい、「また明日、いい野球をするだけだ」と、気を引き締めた。

なお、第5戦は28日(同29日午前9時9分開始予定)、ドジャースがカーショー、レッドソックスはプライスの両左腕の先発で行われる。