レッズ秋山翔吾外野手(32)が16日(日本時間17日)、パイレーツ戦で両軍唯一の得点となる値千金の決勝打を放った。

両軍無得点で迎えた5回2死二、三塁の第3打席に、内角高めの時速151キロの速球をコンパクトなスイングで左前へ運び、先制点をたたき出した。「いいところで勝ちにつながる1本が出たのは前向きに捉えていいんじゃないかと思います」。

第2打席には四球で出塁し、9月は出塁率4割9分1厘。今季初の5連勝の原動力となっている。「自分の中で説明が付く根拠のあるスイングの行き方、ボールの選び方というのはできてきていると思う」。レ軍は依然として借金1ながら、プレーオフ進出権を得る中地区2位に浮上した。「これで勝つという雰囲気を、終盤にきてすごく感じてます」。残り9試合。秋山とチームの上昇ムードが、完全に一致してきた。