レイズが逆転でヤンキースを下し、通算3勝2敗として、12年ぶり2度目のリーグ優勝決定戦進出を決めた。

1点を追う5回にメドーズが同点ソロ本塁打。8回に途中出場で4番に入ったマイク・ブロッソー内野手(26)のソロ本塁打で貴重な勝ち越し点を挙げた。

ブロッソーは1-1の8回1死、ヤンキース3番手のチャプマンと対戦。フルカウントから2球ファウルで粘り、10球目、100・2マイル(約161キロ)の直球を捉え、左翼スタンドへ運んだ。

守っては中2日で先発した右腕グラスノーを3回途中で交代し、アンダーソン、フェアバンクス、カスティーヨと盤石の投手陣をつぎこんで、接戦を制した。

終盤で試合を決め、ベンチは大盛り上がり。スタメンを外れ出番がなかった筒香嘉智外野手(28)もチームメートと抱き合い、興奮した様子で喜んだ。

キャッシュ監督は試合後、「最も素晴らしい瞬間だった。非常に特別なこと。選手たちを誇りに思う」と語った。

レイズはワールドシリーズ進出をかけアストロズとリーグ優勝決定シリーズを戦う。

田中将大投手のヤンキースは敗退が決まった。