パドレスのダルビッシュ有投手(35)が22日(日本時間23日)、沢村賞の選考にもの申した。22日に発表された沢村賞は、オリックス山本由伸投手(23)が満場一致で選出され、他の投手からライバルが出ない状況に選考委員から「レベルが低すぎる」と苦言が出たことを受け、自身のツイッターで意見を投稿。「時代が変わってきている分、起用法も変わりますから数字も変わりますよね。今の時代にあった評価をしてあげるべきでは?」と考えを述べた。この意見はファンの間で大きな反響を呼び、賛否両論の多数のコメントが寄せられた。

メジャーでは日本以上に投手の分業制が進み「オープナー」の起用や、救援投手が1回から継投する「ブルペンデー」の試合もますます増えている。データサイト「ベースボール・リファレンス」によると今季の先発投手の平均投球回は5・0と、10年前の2011年の平均6・0と比べ1イニング少なくなっている。

沢村賞の選考基準は(1)15勝以上(2)150奪三振以上(3)10完投以上(4)防御率2・50以下(5)投球回200以上(6)登板25以上(7)勝率6割以上。

ダルビッシュは日本ハム時代の2007年に全7項目の基準を満たして沢村賞を受賞している。