【ピッツバーグ(米ペンシルベニア州)19日(日本時間20日)=為田聡史】パイレーツ筒香嘉智内野手(30)が、万全での実戦復帰を強調した。腰部の筋肉と関節の炎症で負傷者リスト(IL)入りし、ここまでは本拠地のPNCパークでリハビリ、調整を続けきた。シェルトン監督と話し合い、21日(日本時間22日)から3Aインディアナポリスに合流し、実戦へとステップアップすることが決定した。

5月25日にIL入り後、17日からは本格的な調整を再開させた。この日はベースランニングで実戦への最終チェックを終え「もう全力の状態でプレーできると思う。ゲームに出ながら、いろいろな反応もあると思うし、その中で確認することもある」と話した。26日以降に再度、首脳陣との話し合いの場を持ち、その先のスケジュールが決まる。

今季は開幕からコンスタントに出場を続けるも、腰痛の影響もあり、打率1割7分7厘、2本塁打、15打点にとどまっている。マイナーでの実戦はコンディション面の回復はもちろん、打撃の状態も考慮される。現段階では期限は定められていない。結果が出なければ、メジャー復帰が大幅にずれ込む可能性もある。

1カ月ぶりの実戦はインディアナ州のインディアポリス。航空機の乗り継ぎ時間を含め、約5時間の旅路で現地入りする。「ゲームになれば結果はつきまとう。悪いよりはいいにこしたことはない。アピールという意味合いもあると思いますし、とにかくいい状態に持って行くことが一番大事だと思っている」と筒香。メジャー復帰への道筋を示しに行く。