「1番投手兼DH」でマウンドに上がったエンゼルス大谷翔平投手(28)が、自己最多タイの9勝目を挙げ、自身6連勝を飾った。6回105球で4安打2四球の1失点、奪三振は12。打者としては2回、1点を先制してなお2死一、二塁で右翼線への2点適時三塁打を放った。大黒柱のトラウトが欠場する中、投打でチームをけん引し、またもチームの連敗を止めた。

3-1と2点をリードした6回2死一塁。マティジェビッチを外角低めスライダーで見逃し三振に仕留めると、大谷がほえた。5連敗中のチームを救う役割を託されたマウンドは、3者連続の三振締め。2回以外は走者を背負う苦しい投球ながらも、6回を最少の1失点で踏みとどまった。

4回1死から1点を失い、連続自責点ゼロは32回で止まったが、13年岩隈(マリナーズ)の31回2/3を上回り、日本人最長記録を更新した。4試合連続の2ケタ奪三振はチームではノーラン・ライアン以来。気迫の105球に、記録もついてきた。

大谷の投打にわたる活躍で、チームはようやく今月2勝目を挙げた。どちらも大谷が挙げた勝利だ。