記録的猛打となった開幕シリーズの中心に、レッドソックス吉田正尚外野手(29)がいた。
2日、本拠地オリオールズ戦に「4番DH」で出場。1回はいきなり無死満塁の好機に、ボテボテの一ゴロの間に先制の走者を迎え入れた。3-3の同点で迎えた5回無死一、二塁では、詰まりながらも中前へ落とす勝ち越しの決勝適時打。「詰まったけど、振り切った分、いいところに落ちた」。先発左腕アービンに対し、第1打席で速球に差し込まれた反省を生かし、ミートポイントを前に修正していた。
1点差に迫られた7回にも、先頭で左前打。再び3点差とする追加点につなげた。8回には四球出塁から初盗塁(二盗)を記録し、ダメ押し9点目のホームを踏んだ。2安打2打点3得点。開幕3試合目で早くも2度目のマルチ安打だ。
レ軍は2勝1敗で5年ぶりに開幕カード勝ち越し。開幕3戦連続で9得点以上は76年レッズ、78年ブルワーズに続き、史上3例目の快挙となった。いずれも4番に座った吉田は「どの打席でも状況に応じて最善の選択ができればいい。勝っているので雰囲気はいい」。WBCで大会新記録となる13打点を挙げた勝負強さと技量は、誰もが知るところ。熱狂的な地元ファンからの大きな拍手と声援は、ルーキー4番の貢献度と実力を認めた証しだった。
▼吉田が5回に大リーグ移籍後初の殊勲安打となる勝ち越し打を放ち、これが3試合目で初の勝利打点(V打)となった。日本人大リーガーでデビュー3試合以内にV打をマークしたのは03年松井秀(ヤンキース)と04年松井稼(メッツ)のデビュー戦、06年城島(マリナーズ)の2試合目に次いで4人目。



