MLB公式サイトは11日、エンゼルスの大谷翔平投手について「話題の“スイーパー”をマスター」と題した特集記事で、今季同投手が新球種を誰よりも多く投げていると分析。いまやスイーパーは大谷が最も信頼している球種だと論じた。
大谷は3月に行われたWBC決勝の米国戦で最終回のマウンドに立ったが、最終打者となったエンゼルスの同僚マイク・トラウト外野手を三振に仕留めた1球がそのスイーパー。定義は諸説あるが、ボールがリリースされて約12メートルに到達してから16センチ以上曲がり、落ち幅が5センチ以内とされている。従来のスライダーとは異なり、フリスビーのように鋭角に横に曲がるという特徴がある。
同サイトは大谷が昨季開幕から1000球以上を投げているとし、これほど多くのスイーパーを使っている投手はほかにいないとコメント。今季大谷が投げているスイーパーの動きは、平均で昨季より4インチアップの18インチ(約46センチ)と、水平方向にかなり大きく曲がっている(ホームプレートの幅は17インチ)と解説し、5位にランクインする成績だとつづった。
大谷のスイーパーがほかの投手よりも飛び抜けている点は、球の速さと水平方向への動きが高いレベルで両立できている点だという。同サイトによると、大谷のスイーパーは平均を上回る球速84マイル(約135キロ)から85マイル前後で、80マイル台後半に達することも。なお、WBCでトラウトをアウトにした際のスイーパーは球速87マイルだったとのこと。
昨季からスイーパーを使い始めた大谷だが、今季は使用頻度が増え、11日の試合前時点でその率は全体の46%。昨季からスイーパーで計89三振、計205回の空振りと、ほかの投手を寄せ付けない数字を残しており、同サイトは、大谷がこの球種を最も信頼しているとつづっている。



