メッツ千賀滉大投手(30)が20日(日本時間21日)、敵地でのジャイアンツ戦に先発し、5回5安打4失点4四球4奪三振と、苦しみながらもデビュー以来無傷の3勝目を挙げた。4回までは無失点。5点リードで迎えた5回、ソロ2本、2四球、適時打、暴投などで4失点。1点差にされ、85球でマウンドを降りたが、打線の援護もあり、白星を手にした。3勝はナ・リーグトップタイとなった。
前回登板の14日(アスレチックス戦)は、大量援護を受けながら5回途中で降板し、白星を逃した。この日は4回まで55球と理想的なペースながら、5回だけで30球。初対戦の相手ながら、打順が3巡目になると、着実に対応してくるメジャーのレベルを実感した。「何とか長いイニングを投げたいと思っていた。先発として、しっかり働けていない部分がある」と、勝っても反省の言葉を並べた。
メジャー30球団で最高年俸額のメ軍とはいえ、先発陣ではバーランダー、キンタナ、カラスコが故障で離脱。大黒柱のシャーザーも前日の試合で不正粘着物の使用が発覚し、10試合の出場停止処分を受けるなど、依然として不安定な戦いが続く。それでも、メ軍の貯金は「6」。「(チームが)負けていないことだけがポジティブな要素。野手の人に感謝」。試合後の千賀の言葉に、先発陣の軸としての自覚がにじんだ。
▼千賀が初登板から無傷の3連勝。日本人投手のデビュー3連勝は、21年沢村(Rソックス=4連勝)以来で、先発では16年前田(ドジャース)以来。なお、デビューからの連勝は02年石井(ドジャース)と14年田中(ヤンキース)の6連勝が日本人最長。



