「3番DH兼投手」で出場したエンゼルス大谷翔平投手(28)が、今季8度目の先発で初黒星を喫した。
3回に1点先制したが、5回1死一塁から9番マルドナドにスイーパーを左翼スタンドに運ばれ、逆転された。その後、3連打で1失点。この日はメジャー昇格したばかりのオーキー捕手と初バッテリーを組み、試合途中で爪が割れるマイナーアクシデントもあった。7回を投げ、6安打3失点で負け投手となった。
ア軍の好投手バルデスとの投げ合いに敗れ、同投手との対戦では3打数無安打。2点を追う9回無死の第4打席は、守護神プレスリーとの対戦で空振り三振に倒れた。
投打で苦戦したが、2回にペーニャから2つめの空振り三振を奪い、ベーブ・ルースの通算501奪三振の記録を抜いた。
大谷の試合後の一問一答は以下の通り。
-爪が割れた?
もともとちょっと割れてたんで、という感じですかね。
-今後の影響は
おそらくないとは思います。まだ投げたばっかりでやってないので、普通のいつも通りの日程でいけるかなと思います。
-相手の左腕バルデス投手、エースとの投げ合いは楽しめたか
あんまり自分の打席以外はちょっと見てなかったので、テンポよく投げているなと思ってましたけど、素晴らしいピッチャーなので、ロースコアになるっていうのは分かってましたし、そこで逆転されてしまったというのが負けた要因かなと思います。
-新しい捕手とコンビ
信頼関係が一番じゃないかなと思うので、お互いにそうですけど、キャッチャーも見たことない球、あんまり捕ったことのないピッチャーの球っていうのは捕りづらいと思うし、今後組んでいくかどうか分からないですけど、組んでいくこともあると思うので、今日より次の登板が良くなるようにコミュニケーションを取りたいなと思います。
-3登板連続で打たれている
ホームランになってるので、前回もそうでしたけど一番かなと思いますし、先頭をフォアボールでランナー出しているのがそういうイニングにもちろんつながってくるので、そこは改善点かなと思います。
-ベーブ・ルースの通算奪三振を超えた
奪三振自体は今日はあんまり多くなかったですけど、いいボールも悪いボールもはっきりして、超えたというのはもちろんいいことですし、まだ今年始まったばかりなので、毎登板毎登板健康な状態で試合には入れるように努めたい。
-最近の打撃について
今日も打てる球は何球かあったと思いますし、素晴らしいピッチャーなので、なかなか失投っていうのは少ないと思うんですけど、今日はその球を打てなかったっていう単純にそれに尽きると思うので。調子は良くも悪くもないぐらいの感じかなと思います。
-今日のような投手戦で負けた後の感情は
もちろん向こうのピッチャーが素晴らしかったっていうのはあると思うんですけど、失投は何球かあったので、そこで自分自身が打ってチャンスを作ってれば、勝つチャンスはあったんじゃないかなと思うので。ピッチングよりかは打席でのアプローチが今日に関してはどちらかと言うと悪かったかなと思います。
-爪が割れたのはいつ頃
どのくらいかは覚えていないですね。気づいたら、って感じだったので。あまり痛いとかはなかったですし、多少弱いなとは思いましたけど、そんなに。6、7回も良かったですし、投げているボール自体は悪くはなかったので。
-ツーシームが多かった
ゲームプランの1つとして各ゲーム、どういう風にいこうかなっていうのは決めてますけど、そのうちの1つかなと思いますね。
-スプリットが少なかったのは
投げるべきカウントとか雰囲気だったりとか、そこら辺がまず少なかったのと、あとは初めて組むキャッチャーなので、ブロッキングのデータだったりとか、あまり分からない状態だったので。そんなにリスクのあるボールを選択して、投げるのが有効かどうかっていうのをてんびんにかけて、投げている感じですね。
-爪は関係ない
関係ないですかね。
-オーキーと組んでみて
やっぱり1回目なので、どうというのはお互いに分からないところもありますけど、登板終わったあとも、コミュニケーションとりましたし、キャッチャーの方から見て感じたゲームっていうのを意見交換しながら、次によりいいピッチングができるように、また明日からあるので、もっとコミュニケーションをとりたいなと思います。
-オーキーから具体的にはどんなアドバイスが
初めてなので、キャッチャーの方からあまり、とは話していたので、そこは気にしないで感じたことがあればどんどん言って欲しいと、僕の方からは伝えているので。そこは次回以降、もちろんどうなるか分からないですけど。
-マルドナドに打たれた
投げた位置も悪かったですけど、どちらかというと僕の方に責任があるというか、もちろん打ったバッターも、いい打席で、いい結果が出たというのもあると思うんですけど、やっぱり投げるべきスポットに投げ切れていないというのはあるかなと思いますね。