大谷翔平投手(28)が所属するエンゼルスの170キロ右腕がメジャーデビューした。ベン・ジョイス投手(22)がホワイトソックス戦で1点リードの7回から登板した。

先頭のボーンに対して初球は名刺代わりの102マイル(約164・1キロ)のツーシームを投げ込み、ストライクを奪った。2ストライクから外角低めのカットボールを中前へ運ばれたが、動じなかった。

シーツに対しては1-2から外角高めへの101・8マイル(約163・8キロ)のツーシームでメジャー初の空振り三振をマーク。続くゴンザレスにも100・6マイル(約161・9キロ)のツーシームで連続空振り三振に切った。続くグランダルにはこの日最速の102・2マイル(約164・5キロ)のツーシームで左飛に打ち取った。昨季大学史上最速の169・8キロをたたき出した金看板にふさわしいデビュー内容だった。

「思っていたより快適だった。自分の球を信じて投げた」。12球中11球がツーシームですべて100マイル(約162キロ)超えだった。

ジョイスは昨年7月のMLBドラフト3巡目(全体89位)でエンゼルスから指名。今季は2Aで14試合に登板し、0勝1敗4セーブ、防御率4・60。ムーアの負傷者リスト入りを受けて、飛び級でメジャーに昇格した。

【動画】豪腕がメジャーデビュー エンゼルス170キロ右腕ベン・ジョイス