ドジャース大谷翔平投手(30)が、移籍1年目のレギュラーシーズンを驚異的なパフォーマンスで完走した。首位打者には4厘、届かなかったが、54本塁打、130打点で打撃2冠は確実だ。右肘のリハビリで打者に専念し、前人未到の「50-50」を達成するなど、長打力と走力のフル稼働でチームの地区優勝に貢献した。

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★大谷の今季記録アラカルト

▼9月19日マーリンズ戦で6打数6安打(2二塁打3本塁打)、10打点、2盗塁を記録し、MLBで初の「50本塁打&50盗塁」を達成。8月23日レイズ戦で史上6人目の「40-40」を最速の出場126試合目で達成していた。

▼シーズン50本塁打以上の選手で最多盗塁は1955年ウィリー・メイズと2007年アレックス・ロドリゲスの24だったが、大谷が59で大幅に更新。

▼シーズン50盗塁以上の選手で最多本塁打は、23年アクーニャの41だったが、54で大幅に更新。

▼シーズン本塁打54は、自らの持つ日本人記録を8本更新。ドジャースの球団記録、01年ショーン・グリーンの49も5本更新。

▼ナ・リーグで初の本塁打王が確実。両リーグで本塁打王ならクロフォード、マグリフ、マグワイアに次いで史上4人目となる。リーグをまたいでの2年連続は初めて。

▼9月25日パドレス戦で56個目の盗塁を決め01年イチロー(マリナーズ)の日本人記録に並び、27日ロッキーズ戦で57個目を決め更新。最終的に59盗塁まで伸ばした。

▼7月23日ジャイアンツ戦から36連続で盗塁成功。盗塁死の記録が始まった1951年以降、同一シーズンでは4番目に長い。1位は89年ビンス・コールマンの44、2位は06年イチローの39、3位は75年デイビー・ロペスの38。

▼4月21日メッツ戦でメジャー通算176号本塁打を放ち、松井秀喜の日本人記録を更新。9月17日マーリンズ戦で通算219号で韓国出身の秋信守のアジア出身選手最多を更新。

▼9月26日パドレス戦で3安打を放ち、メジャーでは01年(ソーサら4人)以来のシーズン400塁打に23年ぶりに到達。最終的には411まで伸ばした。

▼本塁打はヤンキースのアーロン・ジャッジ(58本)、盗塁数はレッズのエリー・デラクルス(67個)に次いで両リーグ2位。MLBのラングス記者によると、両部門で2位以内なら1908年ホーナス・ワグナーと1909年タイ・カッブ以来、115年ぶり3人目。殿堂入り初期メンバーに並ぶ。

▼今季のWAR(最低年俸の代替選手より何勝上積みできるかの仮想勝利数。MVP選出の指標となることが多い)はベースボールリファレンス版で9・2。MVPに輝いた21年(8・9)23年(9・9)に次いで2年連続3度目のリーグ最高値。これまでは投手と野手での合計値だったが、今季はDHのみで記録。主に指名打者を務めた選手では95年エドガー・マルティネス(マリナーズ)の7・0を抜く史上最高を更新。

▼長打は99(二塁打38、三塁打7、本塁打54)。惜しくも01年以来、過去に12人、のべ15度しかいない100は逃した。

▼大谷はオールスター後の25本塁打、36盗塁が両リーグ最多の見込み。1933年の球宴開始後、両部門の後半戦1位は1955年のウィリー・メイズだけ。

▼オプタスタッツによると9月は10本塁打&16盗塁。月間10本以上&15盗塁以上は、04年8月ベルトラン(10本&16盗塁)今年8月の大谷自身(12本&15盗塁)に次いで3度目。

▼6月16~26日に10試合連続打点の球団新。

▼オールスターの日本選手では07年イチローのランニング本塁打以来となる本塁打を放ち、柵越えは日本人初。21年には勝利投手になっており、球宴史上初めて勝利投手と本塁打を両方マーク。

▼8月17日カージナルス戦で現役19人目、日本選手では初の全30球団から本塁打を達成。