日本人選手5人が出場したMLBの東京開幕シリーズが19日、大熱狂で幕を閉じた。カブスとドジャースは、来日後から話題を独占。開幕2連戦では計8万4732人が観戦に訪れ、多くの野球ファンが中継にくぎ付けとなった。プレシーズンゲームを含めた東京開幕シリーズがもたらしたものとは-。

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カブスとドジャースの東京シリーズは、米大リーグにとって大成功を収めた。プレシーズンゲームの阪神戦、巨人戦を含めても全試合が満員。グッズ売り場には早朝から長蛇の列ができ、都内各地の臨時ショップも大人気だった。初戦の視聴率は驚異の31・2%。マンフレッド・コミッショナーは「あらゆる面で我々の予想を大きく超える成功となっている。スポンサー契約も大変な数。想像を絶するほど」と話した。

ワールドシリーズ王者ドジャースの2連勝に終わったが、日本人選手は活躍した。ドジャースは大谷が初安打、初本塁打を2試合にまたいだ。山本は開幕戦で日本人最年少の勝利投手に。佐々木もメジャーデビューで160キロを連発し、3回1失点。カブス今永は4回無失点と好投した上に、大谷を2打数無安打に抑えた。東京生まれの鈴木は無安打ながらも、佐々木から1四球を選んだ。

球場内外の盛り上がり、マグロの解体ショーなど独自の文化に、選手たちも感激した。沖縄生まれのドジャース・ロバーツ監督は「メジャーリーグの一員として日本にお伝えしたい。素晴らしい経験をできて本当に感謝したい」と自ら会見で切り出した。カブスのカウンセル監督も「素晴らしい、人生で1度のような経験ができた。雰囲気は素晴らしかった。お客さんの声援もあって盛り上がりも感じた」。敗戦投手となったスティールでさえも「望んだ結果にはならなかったが、東京で開幕戦を経験できたことは一生忘れない」。多くの選手、関係者が「美しい国」「親切」と口をそろえ、清潔さとおもてなしの精神に心を打たれていた。【斎藤直樹】

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