アジア人として初めて米野球殿堂入り、そして背番号「51」がマリナーズの永久欠番となったイチロー氏(51)が記者会見を行い、ドジャース大谷翔平投手(31)にエールを送った。
「やっぱり日本人の代表として引っ張っていってほしいです。それは変わらないですね。元々、大谷選手の場合は世界を見据えて、高校生の頃からかな。目標だったのか夢だったのかそれは分からないですけど、僕と比較した場合に、もう見据えてた場所が全然違う。僕はまず日本のプロ野球選手になること、そこから本当に小さいことを積み重ねてきた結果だったので、全然もうスタートが違うんですよね。持ってるものも全然違うし、花が咲いた時に大きなものになることはもう誰の目にも明らかだったわけで、今の立場になってそれをさらに昇華していく。そういう立場にある。そうしなくてはいけない立場にあると思うので、日本人の心を忘れないで引っ張っていって欲しいと思います」
また、現在のメジャーでは日常的に守備に就く野手がいないことへのさみしさも口にした。「もう1つ、今残念なのは野手がいないこと。僕はこっちに来て25年経つんですけど、ピッチャーは何人かいます。DHも何人かいます。野手がいないのが、なかなか僕としては残念なとこですね。やっぱり日本人の守備っていうのは大きな武器だと思っていたので、それが見られないのは残念な点ではあります。数は増えたように見えるものの」。現在はカブスに鈴木誠也外野手(30)、レッドソックスには吉田正尚外野手(32)が所属しているが、今季はいずれも主にDHで出場している。
前日には本拠地Tモバイルパークで永久欠番のセレモニーが行われ、ケン・グリフィー・ジュニア氏、ランディ・ジョンソン氏らが出席した。本拠地に掲げられたイチロー氏の背番号「51」のプレートがお披露目され、来年には銅像も設置されることが発表された。「全く、聞かされていなかったことですし、想像もしていなかったこと。昨日センタ-に51番のプレートを飾っていただいて、さらに銅像を立てていただけたら、もう僕は死んだ後も安心だなと思いました」と話し、笑いを誘った。
試合前には背番号「51」のユニホームを着用して登場し、始球式を行った。同氏が加入する前の98年まで「51」をつけていた殿堂入り投手、ランディ・ジョンソン氏(61)が捕手役を務め、ボールを投げ込むとファンから盛大な声援が送られた。



