【ロサンゼルス(米カリフォルニア州)9日(日本時間10日)=斎藤庸裕】ドジャース佐々木朗希投手(23)が、リーグ優勝決定シリーズ進出の立役者となった。2勝1敗で迎えたフィリーズとの地区シリーズ第4戦、同点の8回から3番手で登板。クローザーとしては超異例の3イニングを任され、9者連続凡退の完全リリーフを見せた。最速100・7マイル(約162キロ)の直球とスプリットを軸にサヨナラ勝ちにつなげた。今シリーズ3試合登板で計4回1/3を1安打無失点2セーブ。MVP級の活躍でシリーズ突破に貢献した。

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夏場、マイナーでの経験が、佐々木朗希らしさを取り戻すきっかけとなった。春キャンプでも指導を受けたピッチング・コーディネーターのロブ・ヒル氏と話し合い、フォームの改善に取り組んだ。同コーチは動作解析などを専門とする米シアトルの野球トレーニング施設「ドライブライン」出身。佐々木は「自分の中でうまくいってないところと一致する部分があったので。そこからのアプローチはまた別ですけど、そこでお互い問題というか、悪くなっている要因は一緒だっていう確認ができました」と語った。

アドバイスに加え、“自分研究”にも時間を費やした。岩手・大船渡で活躍していた頃の投球を遠征先のホテルの部屋で見返し、シャドーピッチング。「自分の中でこれかなって思った時の、ホテルでのシーンかなと思います」と振り返った。

メジャー挑戦後は、球速が落ち、制球も乱れた。ロバーツ監督からは、本来の姿ではないとの厳しい評価を受けたが、周囲の助言と自力で復活。「自分がこうしたらいいパフォーマンスを出せるっていう技術的なところで、信頼できるものが今はある。それが心を落ち着かせて、パフォーマンスを出せる要因なんじゃないかなとは思います」と頼もしかった。【MLB担当=斎藤庸裕】

「少しでもチームに貢献」佐々木朗希がド軍の救世主に「自分らしく投げられている」/一問一答