<ドジャース2-3ロッキーズ>◇18日(日本時間19日)◇ドジャースタジアム

 ドジャース黒田博樹投手(35)が、また白星に見放された。ロッキーズ戦で7回6安打2失点と好投したが、援護に恵まれず同点で降板。7月22日のメッツ戦で8勝目を挙げたのを最後に、5試合連続白星なしとなった。

 何としても勝ちたい気持ちは、球数115球に達した7回終了後に表れていた。その裏には打席に入る準備をし「ここまできたら白黒を自分でつけたいというのがありますし」と、態度で続投直訴をアピール。だがトーリ監督からは続投できるか問われることもなく、交代させられた。

 チームは延長10回に1点を奪われ敗戦。これまで通算5試合で0勝3敗、防御率7・57と相性の悪かったロ軍にようやく好投したが報われず「ちょっとしんどい。野球の神様がもう少し努力しろと。そう思いたい」と、最後は苦笑い。着ていたTシャツには「苦しみは一時的なもの。栄光は永遠のもの」と英語で書かれていた。(ロサンゼルス=水次祥子)