<レッドソックス6-1ヤンキース>◇17日(日本時間18日)◇フェンウェイパーク

 ヤンキース黒田博樹投手(38)が防御率2・41でリーグトップに躍り出るも、守備と審判に足を引っ張られ8敗目を喫した。4回に先頭からの連打で1死一、三塁とされ、狙い通りに一ゴロに打たせたがオーバーベイが二塁に悪送球。なお1死一、二塁で重盗され、捕手の三塁送球がリプレーでは明らかにアウトのタイミングもセーフと判定された。

 辛抱強いベテランも珍しくマウンドで怒りの表情をあらわにした。その後も味方のまずい守備があり、メジャー自己ワーストの11安打を浴びて5失点。自責点は3で、この日KOされたヘルナンデス(マリナーズ)を防御率で逆転するも、悔しい1敗を喫した。「アンラッキーなヒットが多かったんで、こういう日もあるのかなという感じですかね」と怒りを抑えていた。(ボストン=水次祥子)

 ▼07年ヤクルト戦以来

 黒田が1試合で被安打11本を許したのは08年の大リーグ移籍後最多。これまで大リーグでは10本が最多で、過去9度。被安打11本以上は07年9月27日ヤクルト戦(9回で11本)以来6年ぶり。