<レンジャーズ3-2ヤンキース>◇30日(日本時間31日)◇グローブライフパーク

 ヤンキース黒田博樹投手(39)がレンジャーズ戦に先発し、7回9安打3失点も7敗目(7勝)。1点を先制した1回裏、5安打で3失点と逆転を許した。2回以降はスプリットの球速に変化を加えるなど工夫し、今季最多の115球でスコアボードに6つの「0」を並べた。クオリティースタート(QS=6回以上、自責3以内)をクリアしながらの黒星は、現役最多の通算30敗目となった。通算77敗(75勝)の約4割がQSという不運にも「今まで以上に野球に真摯(しんし)に向き合っていかなきゃいけないと思います」。ヤ軍でただ1人開幕ローテを守り続ける大ベテランは、黒星にもうつむくことなく、熱い口調で言った。(アーリントン=四竈衛)

 ▼黒田のQSは通算122度目で勝敗がついたケースは58勝30敗。QSの約25%は敗戦となっている。岩隈のQS43度で2敗、ダルビッシュの同52度で11敗と比べても、敗戦投手になる割合が高い。