ロッテ今江敏晃内野手(31)がサイクル安打を逃した。

 4回に二塁打。7回には、先頭で三塁打を放ち、さらに同点の3ラン。この回8得点の猛攻の立役者となった。

 9回には、2死三塁で打席が回ってきた。単打でサイクル達成の場面。呉昇桓から放った打球は高い角度で左翼へ飛んだ。抜ければ勝ち越しだったが、マートンのグラブに収まった。

 5月23日のオリックス戦では、最後に本塁打を放てばサイクルという試合だった。その時は「単打を残しておかないと」と、サイクル達成の難しさを口にしていた。

 この日は、先に長打3本を放っていたが、最後に単打が出なかった。「持ってないですね。あれだけ、シングルを残さないと、と言っていたのに」。勝ちも逃し、悔しそうだった。

 それでも、一時は8点差を追いついた。「なかなか、ないこと」と、気持ちを切り替えていた。