オリックスは1日、福良淳一監督代行(55)の新監督就任と、田口壮氏(46)の2軍監督就任を発表した。福良新監督は大阪市内で会見に出席。第一声では「自分を育ててもらったオリックスで監督に決まって大変光栄に思います」と率直な感想を語った。

 6月にヘッドコーチから監督代行となった今季はBクラスが確定している。振り返った新監督は「けが人もたくさんいたが、いろんな課題も見つかった。本当にこんなに悔しいシーズンはない。ファンの方にも悔しい思いをさせてしまった。こういう状況でも170万人以上の大勢の方が来てくださった。深く感謝いたします」と話した。

 来季については「攻守ともプレーの正確性を高め、スキのない野球を目指していく。この秋から取り組んでいきたい。投打ともに底上げが必要。来シーズンは必ず優勝したい」と意気込んだ。

 2軍監督に就任する田口壮氏とは現役時代もともにプレー。「気心は知れている。風通しを良くしてやっていきたい。心身ともに強い選手を育てて欲しい。2人で協力しながらやっていきたい」と期待した。

 瀬戸山隆三球団本部長(62)は新監督の人選について「チームのことを熟知されている。選手の長所を引き出しながら、厳しい指導をしていただける。最適であると判断しました」と説明した。

 同球団本部長によれば福良新監督、田口2軍監督とも契約は1年。田口2軍監督の就任会見は5日に行われる。