リオデジャネイロ・パラリンピックの自転車競技代表、鹿沼由理恵(35=楽天ソシオビジネス)が始球式を務めた。

 「パイロット」と呼ぶ健常者の先導役と、2人乗り自転車をこぐBクラス(視覚障がい、2人乗り自転車)の代表選手。「リオで1位になれるように」と背番号1のユニホーム姿でツーバウンド投球を披露した。「緊張しました。これだけのお客さんの中で国歌を聴いて、自分もリオで国歌を響かせたいなと思いました」と振り返った。

 リオの開幕が9月7日に迫っている。「2人で息を合わせてペダルを回す様子がパワフルで、迫力のある競技だと思います。パイロットやメカニックさんなど、野球と同じで多くの方々に支えられています。本番では結果にかかわらず、全力を出し切りたいと思います」と意気込んだ。