もちろん、パワーだけではない。安打性の打球も12本で、広角に鋭い当たりを連発。今月19日に大山の打撃を視察した金本監督が「柔らかい。対応力があるね」と評した通りの力も披露する“デビュー”。それでも、本人が浮かれる気配はない。「今は修正したり(環境に)慣れることが大事。継続することが大切だと思うのでレベルアップしていきたい」。午後からは1時間みっちり筋力トレを行い、キャンプ地での初日を終えた。「焦るとけがにもつながる。自分のペースを維持してやっていきたい」。新人らしからぬ落ち着きぶりにも大物の風格が漂っていた。【梶本長之】
<阪神 近年の注目新人1号>
◆16年高山 前年秋に右手首骨折で手術した影響もあり、ドラフト1位ながらキャンプ2軍スタート。2月3日、高知・安芸でプロ初の屋外フリー打撃。バックスクリーン越えの特大弾など、59スイングで20発。
◆15年江越 宜野座での合同自主トレ3日目の1月29日。フリー打撃43スイング中2本の柵越え。
◆13年北條 安芸のキャンプ初日は緊張気味で不発。翌2月2日のフリー打撃で左翼へ4発と本領発揮。
◆12年伊藤隼 1月29日に宜野座合同自主トレのフリー打撃でライナー弾。同27日の初日に逆方向への打撃を徹底して「ノーアーチ調整」を宣言していたが、この日の打撃で1発の魅力も見せつけた。
◆04年鳥谷 1月28日に自由枠で入団の鳥谷が宜野座合同自主トレで、初の屋外フリー打撃。7本の柵越え。32スイングでヒット性合計18本。新人離れの打撃を披露した。




