札幌市は31日、プロ野球日本ハムの本拠地札幌ドーム(札幌市豊平区)のグラウンドを囲むラバーフェンスを、選手のけがを減らすため、2017年度に柔軟性の高いものに張り替え、改善する方針を明らかにした。プロ野球のシーズン終了後に張り替えを始め、18年のシーズンから使えるようにする。

 札幌市によると、ドーム内のラバーフェンスの厚さは現在5センチだが、14センチに替える方針。市の17年度予算案に事業費約1億5000万円を計上する。

 昨年8月の試合で陽岱鋼外野手(現巨人)がフェンスに衝突して右肋骨(ろっこつ)にひびが入ったことなどを受け、日本ハムの球団と選手会が同10月、札幌ドームにフェンスの柔軟性向上を求めていた。