ソフトバンク・デスパイネが三塁コーチと接触し、肉体的援助と判断されてアウトになる場面があった。4回2死二塁から中村晃が右前打。二塁走者デスパイネは三塁を回った後、急にストップし、三塁に戻ろうと反転した際に左手が村松外野守備走塁コーチの腰に接触。工藤監督が抗議したが、判定は覆らなかった。デスパイネは「ホームを狙っていたが、急に止められてああなった」と説明。村松コーチは「オープン戦でも接触しそうになったことがあった。デスパイネの時は走路を考えないといけない」と話した。

 ▼野球規則7・09(h) 三塁または一塁のベースコーチが走者に触れるか、または支えるかして走者の三塁または一塁への帰塁、あるいはそれらの離塁を肉体的に援助したと審判員が認めた場合、走者はインターフェアでアウトとなる。

 ◆ソフトバンク工藤監督(デスパイネがアウトとなった際に抗議)「走者を補助しているように見えたということだった。確かに分かるが、どういう判断をしたのか確認しただけ」

 ◆ソフトバンク達川ヘッドコーチ(デスパイネがアウトとなった際、抗議中の工藤監督のもとへ)「すぐに野球規則を確認したが、あの場合は本塁に進んでいたら問題ないが、三塁に戻った場合は(判定を覆すのは)無理だったので、それを伝えに行った」