四国学院大(四国地区)はエース小久保気投手(4年=鹿児島玉龍)が土壇場で「ボーク」を犯し、サヨナラ負けした。

 1-1の同点で迎えた9回裏、1死満塁の場面だった。4番に対する初球、捕手のサインを見て投球動作に入ろうとしながら、動きを止めて再度のぞき込み、ボークをとられた。

 思いもしない結末に、橋野純監督(69)は「昨日も投げていたが、疲れはなかったと思います。(9回)裏で、さよならがある。焦ったのかもしれないですね。こんなのは初めてです」。

 小久保は「僕のミスです。みんなに申し訳ない」。涙をぬぐいながらマウンドを降りた。