◆楽天シーソーゲームを制し2連勝 広島は継投に失敗

<日本生命セ・パ交流戦:楽天4-3広島>◇11日◇Koboパーク宮城

 楽天は1回に岡島の犠飛で先制。先発は岸。広島は2回に鈴木の13号ソロで同点に追いついた。先発は中村祐。

 広島は5回1死二塁から会沢の中前適時打で勝ち越し。楽天はその裏、2死満塁から押し出し四球で同点に追いついた。

 楽天が3-3の8回に藤田の右前打で勝ち越し。シーソーゲームを制し2連勝を飾った。敗れた広島は継投に失敗した。

 楽天ハーマンは今季初勝利、松井裕は20セーブ目。広島ジャクソンは2敗目。

◆ソフトバンク山田が今季初勝利、阪神小野2敗目

<日本生命セ・パ交流戦:ソフトバンク5-2阪神>◇11日◇ヤフオクドーム

 ソフトバンクは1回デスパイネの適時打などで2点先制。3回に松田の右越え二塁打で1点追加。阪神は3回まで無得点。

 阪神は5回1死走者なしから、ソフトバンク先発の山田から梅野が左翼ポール際に2号ソロを放って1点を返した。

 阪神は7回にも1点を返したがソフトバンクが逃げきり同カード勝ち越し。山田は今季初登板初先発で初勝利。阪神先発小野はプロ初勝利ならず2敗目。

◆西武投手戦制し完封連勝、ウルフ6勝 DeNA連敗

<日本生命セ・パ交流戦:西武1-0DeNA>◇11日◇メットライフドーム

 両先発が順調な立ち上がりをみせた。西武ウルフは3回まで1安打無失点。DeNA今永は3回までを3人ずつの無安打に抑えた。

 西武は4回に先頭の金子侑が二塁打で出塁。犠打で1死三塁とし、続く秋山の二ゴロで先制。1点リードで終盤に入った。

 西武は8回からシュリッター、増田とつないで投手戦を制し、貯金を今季最多の11とした。決定打を欠いたDeNAは2連敗。西武ウルフ6勝目、DeNA今永は4敗目。

◆中日連敗を3で止める、オリックスは5割復帰逃す

<日本生命セ・パ交流戦:オリックス0-4中日>◇11日◇京セラドーム大阪

 序盤は両チームともに無得点。オリックスは初回1死二塁の先制機を生かせず。3回1死一、二塁の絶好機も後続を断たれた。

 中日が5回に1点を先制。先頭のゲレーロが左翼線に二塁打を放ち、1死から平田が右中間を破る適時二塁打を放った。

 中日は8回に藤井、平田の連続適時打で3点を追加。連敗を3で止めた。オリックスは完敗で5割復帰を逃した。中日バルデスは2勝目。オリックス山岡は5敗目。

◆日本ハム村田プロ初勝利、巨人5カード連続負け越し

<日本生命セ・パ交流戦:日本ハム5-1巨人>◇11日◇札幌ドーム

 日本ハムは3回、西川の4号2ラン本塁打で先制した。巨人は日本ハム先発村田に3回まで2安打に抑えられ無得点。

 日本ハムは4回、田中賢の適時三塁打と中島の適時打で2点追加。4点を追う巨人は5回、クルーズの適時二塁打で1点を返した。

 日本ハムは7回、大田の8号ソロで加点し2連勝。先発村田がプロ初勝利。増井が12セーブ目。投打で精彩を欠いた巨人は5カード連続の負け越し。宮国は7敗目。

◆ヤクルト連敗10で止める ロッテ佐々木は6敗目

<日本生命セ・パ交流戦:ロッテ6-9ヤクルト>◇11日◇ZOZOマリン

 ヤクルトは初回、先頭坂口から3連続長打など6安打を集め、制球が安定しないロッテ佐々木から一挙7点先取。3回も1点追加。

 ロッテ先発佐々木が持ち直し、4回から6回はヤクルトを無安打に抑えた。一方で味方打線も2回以降6回まで無安打。点差が縮まらない。

 ヤクルトが逃げ切り交流戦初勝利。連敗を1分け挟む10で止めた。ブキャナンが3勝目。ロッテは7回以降6点追い上げたが、初回の大量失点が響いた。佐々木が6敗目を喫した。