巨人が思わぬアクシデントで足止めを食らった。予告先発の登板を回避した山口俊の代役として、高木勇人投手(28)が中日14回戦(ナゴヤドーム)で緊急登板。5回途中2失点と踏ん張ったが中継ぎ陣が打ち込まれ計6失点。打線も1得点で連勝が4でストップした。前半戦終盤から投打がかみ合い、この試合前まで10試合は8勝2敗。そんな最中のトラブルで、追撃態勢に水を差された。

<予告先発あれこれ>

 ◆巨人2度目 巨人では14年6月4日ソフトバンク戦で内海から阿南に代わって以来2度目。内海は試合当日朝に左肩違和感を訴え、帰京して病院へ。前日3日に救援した阿南を先発させたが1回2失点で交代。投手陣総崩れで5-13と大敗した。

 ◆戸村が代役2勝 予告先発変更で代役先発が勝利投手になったのは過去11例あるが、楽天戸村は15年6月19日ロッテ戦(辛島の代役)、今年4月23日ソフトバンク戦(岸の代役)で史上唯一の代役2勝をマーク。

 ◆浜田が代役初完封 14年5月7日の阪神戦でぎっくり腰の中日川上が登板回避し、浜田がプロ初先発。6安打11奪三振で初勝利を初完封で飾った。